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◎ニュース
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20220614 NFT版、電子普及版をリリースしました!
https://nextcommons.co.jp/2022/06/14/awizardoftono_nft/
20200227 本書がBest Book Design from all over the World 2020 (世界で最も美しい本コンクール2020)にて、銅賞を受賞しました. | This book won a bronze award for Best Book Design from all over the World 2020.
https://www.stiftung-buchkunst.de/en/best-book-design-from-all-over-the-world/the-awardees/detail/a-wizard-of-tono/
20190618 本書が第53回造本装幀コンクールにて、文部科学大臣賞を受賞しました(2019/6)
https://numabooks.thebase.in/blog/2019/06/18/181555
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◎商品概要
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タイトル:僕らのネクロマンシー(ぼくらのねくろまんしー)
著者:佐々木大輔
編集:内沼晋太郎+松井祐輔(NUMABOOKS)
ブックデザイン:藤田裕美
写真:エレナ・トゥタッチコワ
印刷・製本:NISSHA株式会社
価格:時価(参考価格 13,500円+税)
部数:限定350部
出版社:NUMABOOKS
ISBN:978-4-909242-03-7
発売日:
第12回販売|2021年12月10日|販売価格: 11,500円+税 →販売中
第11回販売|2020年11月10日|販売価格: 11,000円+税 →完売しました
第10回販売|2020年2月28日|販売価格:10,500円+税 →完売しました
第9回販売|2019年6月18日|販売価格:10,000円+税 →完売しました
第8回販売|2018年9月28日|販売価格:9,500円+税 →完売しました
第7回販売|2018年6月12日|販売価格:9,000円+税 →完売しました
第6回販売|2018年4月8日|販売価格:8,500円+税 →完売しました
第5回販売|2018年3月16日|販売価格:8,000円+税 →完売しました
第4回販売|2018年3月6日|販売価格:7,500円+税 →完売しました
第3回販売|2018年3月3日|販売価格:7,000円+税 →完売しました
第2回販売|2018年3月1日|販売価格:6,500円+税 →完売しました
第1回販売|2018年2月28日|販売価格:6,000円+税 →完売しました
小説作品「僕らのネクロマンシー」は柳田國男が『遠野物語』で描いた岩手県遠野市を舞台に、土地の伝承、伝説、家族といった普遍的なテーマと、AI、地域活性化、はてはTCGまで、現代的なモチーフが交差する、予言的私小説です。この作品背景を最大限「書籍」という形に落とし込むため、表紙にはエレナ・トゥタッチコワが撮影した遠野の写真を使用。フォトアクリル加工を施し、そのまま書籍に貼り付けています。
プリント版の判型及び本文組みは、『遠野物語』(柳田國男)の初版本に習い、余白、罫線位置に至るまで同じレイアウトにした上で、あえて本文は横組みとすることで、普遍的な伝承と、現代的なモチーフが交差する作品内容を反映させました。(*1)また、『遠野物語』初版本は脚注のための余白が多い装幀であったことから、『僕らのネクロマンシー』においては、「脚注」として『遠野物語』の全編を同位置に収録しています。
初版部数は350部。こちらも『遠野物語』の初版部数を合わせています。柳田が自費出版しその内200部を知人に寄贈。その過程で話題となり現在までつながる名著となった経緯を踏襲し、本書も200部は寄贈。残りの150部は、すぐれた本の価値は本来徐々に上がっていくもの、として累計販売数に応じて定価を上げながら販売していく、という実験的な方法を採用しています。(*2)
*1:一部の写真に写っているのは、『遠野物語』初版の復刻版です。本書の制作にあたり参考にしたことを示す比較画像であり、商品には付属しません。
*2:本書の販売価格は時価となっており、変動します。 参考価格13,500円+税は、本書の1冊当たりの原価を、一般的な出版社における原価率で割った金額です。 販売当初はそれよりも低い金額から販売をスタートし、期間を区切って限定的な部数を段階的に販売し、価格は原則的に上がっていきます。 これは、少部数での出版活動を成立させるための実験を兼ねた試みです。
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◎メッセージ
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▶デザイナー 藤田裕美
柳田国男『遠野物語』を下敷きに書き下ろされた本小説は、『遠野物語』が初版350部だったことに倣って、同部数を発行したいとのことでした。原著は無線綴じで作られており、今となっては一般的な製本方法ですが、当時は糸かがり綴じが主流だったようで、無線綴じは画期的な製本だったそうです。そういった当時の革新性にも倣い、現代における新しい装丁を、とのオーダーでした。
判型や版面の設計はあえて原著に忠実に倣いましたが、本文は横組みに変更しています。小説としては読み慣れない人も多くNGとされますが、編集者、著者とも話し、面白いので試してみようとなりました。脚注として『遠野物語』をまるごと入れ込むという本書の一番クレイジーなアイデアはNUMABOOKSによるものです。
「新しい装丁」というオーダーに困ってしまったのですが、アーティストであるエレナ・トゥタッチコワさんの作品で遠野を撮ったものが目に止まりました。それは冬の晴れた日に撮られたきらめく樹氷で、有機的だけれど、どことなく光ファイバーのような、神経網のようなものも連想され、これを表紙にしたら面白いのではと考えました。
とにかく透明感を出したく、思いついたのがフォトアクリルという写真家が使うフレーム技術です。これの薄手のものを選び、本の表紙としました。通常のコデックス装に表紙と同サイズのフォトアクリルを全面に貼り付けます。小説だけれど写真集のようなギャップも面白いと思いました。
ロットが少部数で、通常の書店には普通の形では流通しないという条件も、汚れ、傷つきやすいこの本には好都合で、いっその事文字も一切載せない装丁にしました。背にも文字は無く、本と写真の中間のような不思議な佇まいになっています。用紙の選定については、重い表紙を支えられて、しかし重くなりすぎないように選びました。
▶印刷・製本 NISSHA株式会社
本文・写真作品ともデジタル印刷で印刷を行っています。事前にオフセット印刷とデジタル印刷とでテストを行い、デジタル印刷で起こりがちな文字の太り等も問題ない、とのことでデジタル印刷を採用いただきました。写真作品も空のグラデーションなど元の写真作品が持つ美しさを再現できているかと思います。
製本は寒冷紗を見せたコデックス製本。表紙表面にはフォトアクリルを、裏面にはGAファイルを手作業で貼り付けています。真っ白な本であることがポイントですので、汚れがつかないよう、また、フォトアクリルに傷や指紋がつかないよう、作業者は手袋をつけ、慎重に作業を行いました。
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◎『僕らのネクロマンシー』特設サイト
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http://numabooks.com/awizardoftono.html
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Best Book Design from all over the World 2020
Bronze Medal
Japan
Daisuke Sasaki
A Wizard of Tono
Design: Fujita Hiromi
Print: Nissha Co., Ltd.
Publisher: Numabooks, Tokyo
ISBN: 978-4-909242-03-7
Format: 235 × 160 mm(codex binding+photo acyl pasting)
Pages: 204
Printrun: 350
–a 3 mm thick transparent acrylic plate on top of the cover seems like a view through a window
–the external appearance of the book works without any typography
–very broad margins align the simplicity of the text pages
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